夏休みになると、専門学校も学校見学や体験授業を行うところが急増します。しかし、専門学校の質はピンからキリまである、と言っても過言ではありません。「就職率は99%以上です」と言っていても、アルバイトを含んでいたり、期間限定社員などの正社員以外も含んでいたり、専門とは全く関係のない会社への就職だったりします。また、学校見学では、良い所だけを見せて悪い部分は見せません。

設備の整った綺麗な校舎を見学したけれど、入学してから卒業するまで一度もその建物には足を踏み入れることはなく、専ら汚い古い方の校舎ばかりだった、という例も多々あります。体験授業も人気の講師が行い、その講師が授業をするのは、一部の学科で年に1回だけ、というケースもあります。これらの騙し的な学校見学や体験授業に、騙されない方法はないのでしょうか。1つは、卒業生の人数とその卒業生が入学した時の人数を、比べてみることです。

激減していたら、多くの人が中退している証拠で、問題の多い専門学校と言えるでしょう。また、学校見学や体験授業だけで済ませず、普段の学生たちの様子を見に行くことも大切です。学校近くのカフェや飲食店には、昼休みに学生が出入りしてる可能性が高いです。行きつけのお店もあるでしょう。

そういったお店でお昼ご飯を食べている時を見計らって、あなたも昼食を食べに来店しましょう。そこで、学生たちの会話を聞きましょう。中には、スポーツ系の専門学生たちが「あいつを殴ったら胸がスッとするよなあ。いじめがいがあるわ」などと話しているのを聞いて、考えていた入学を辞めたという人もいます。

また、通学しているときの学生の表情を見るのも大切です。生き生きとした表情をしているか、楽しそうか、暗い表情や疲れた顔をしていないか、などを見てみましょう。学校見学会や体験授業は、何かと学校側のペースに飲まれてしまいがちですので、要注意です。

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